樹脂によるライニングで気をつけるべきポイント:プロが教える注意点

RSテック

樹脂ライニングは、腐食防止や耐久性向上のために重要な役割を果たします。しかし、適切なメンテナンスを行わないと、その効果が十分に発揮されない可能性があります。ここでは、プロの視点から樹脂ライニングのメンテナンスで気をつけるべきポイントを紹介します。

樹脂の混合精度を確保する

樹脂の混合ミスによる硬化不良

適切な材料選定と混合

(株)RSテックでは、適切な防触システムを提案する事から行い、最適な接着材・プライマー・防触材を取り揃えており、施工においてもしっかりサポートします。

施工環境の管理

関連記事:

材料の適切な使用

正しい方法:

具体例:


関連記事:

防蝕膜の施工精度を高める

またFRPライニングでは脱泡作業を省略せず、しっかりと行うことで、防蝕膜の密度を高めることができます。

関連記事:

樹脂モルタルとFRPライニング施工での注意点

樹脂ライニングの施工において、樹脂モルタル(レジンモルタル)やFRPライニングの品質を確保するためには、適切な施工手順を守ることが重要です。以下に、施工不良や塗膜不良を防ぐための具体的な注意点を説明します。

樹脂モルタルの 適切な砂の充填

関連記事:

FRPライニングの適切な樹脂塗布

関連記事:

FRPライニングの脱泡作業の徹底

コンクリート表面の処理

(株)RSテックのRS#123プライマーは、コンクリート表層に積極的にしみ込んで固まり、隙間や空洞を埋め、コンクリート表面を樹脂化することでエアホールやピンホールの発生を抑制します。詳細は以下のリンクから確認してください。

関連記事:

溶剤の使用に注意する

正しい方法:

具体例:


これらのポイントを守ることで、樹脂モルタル(レジンモルタル)やFRPライニングの施工品質を高め、長期的に安定した防蝕効果を発揮することができます。施工前に適切な準備を行い、確実な施工を心がけることが成功への鍵です。

下地処理の徹底で接着力を向上させる

接着安定性を確保するための正しい手順と注意点

樹脂ライニングの施工において、接着安定性は非常に重要な要素です。接着が不十分だと、ライニングが剥離したり、効果が発揮されなかったりすることがあります。以下に、接着安定性を確保するための具体的な手順と注意点を詳しく説明します。

徹底した下地処理

正しい方法:
接着安定性を確保するためには、施工前に下地を徹底的に処理することが不可欠です。単に表面を掃くだけでは不十分で、汚れや油分、旧塗膜をしっかりと取り除くことが必要です。下地処理の目的は、樹脂が下地に強固に接着するための適切な状態を作ることです。

具体例:
下地処理は、サンドブラストや研磨機を使って下地表面を適切に粗くし、清掃することが推奨されます。下地が乾燥しており、結露や湿気がないことを確認した上で施工を開始しましょう。これにより、樹脂がしっかりと接着し、長期的な安定性が確保されます。

関連記事:

施工環境の確認

正しい方法:
施工時の環境は、接着の安定性に大きな影響を与えます。施工前には、下地が完全に乾燥していることを確認し、湿気や結露がない状態で作業を行うことが重要です。

具体例:
施工前に湿度計や温度計を使用して、施工環境が適切であることを確認します。もし下地が湿っていたり、結露している場合は、乾燥を待つか、必要に応じて乾燥機を使用して下地を乾かしてから施工を始めます。これにより、接着力が最大限に発揮されます。

(株)RSテックでは、水中硬化性を有する特殊エポキシ耐食材を利用した施工で、不測の事態を回避している実績があります。詳細は以下のリンクから確認してください。

関連記事:

適切な樹脂の取り扱い

正しい方法:

樹脂ライニングにおいては、粘度の適切な管理が非常に重要です。粘度が高すぎると塗布が難しくなり、塗りムラや塗膜不良を引き起こす可能性があります。逆に、粘度を下げるために過剰な溶剤を加えることは避けるべきです。溶剤の使用は、接着力の低下や硬化後の強度不足につながることがあるため、基本的に推奨されません。樹脂を均一に適切な膜厚で塗布することが、長期的な防食性能を維持するために不可欠です。

具体例:

樹脂ライニングの施工時には、樹脂自体の粘度を適切に管理し、必要に応じてメーカーが指定した条件のもとで調整を行います。膜厚については、指定された厚さを厳守し、均一に塗布することで、下地との密着性を高め、ライニングの長期耐久性を確保します。また、作業環境や温度条件に応じて、適切な乾燥時間を設けることも重要です。

このように、適切な施工方法を守ることで、樹脂ライニングの性能を最大限に引き出すことができます。

顧客への説明と情報提供の徹底

顧客との信頼関係を築くためには、技術的な説明を丁寧に行うことが重要です。施工内容や使用材料について、わかりやすく説明し、顧客の不安を解消することで、安心して施工を任せてもらえます。


まとめ

樹脂ライニングのメンテナンスにおいて、これらのポイントをしっかり押さえることで、施工の品質を向上させ、顧客に満足していただける結果を提供することができます。日々のメンテナンスと施工管理を徹底し、確実な取扱いをしましょう。

腐食から大切な設備を守る

(株)RSテックは、防蝕ライニング専用の樹脂販売、防蝕設計、各種防蝕ライニング施工まで、一貫したサービスを提供しています。お客様のニーズに最適な防蝕対策をトータルにサポートいたします。

主なサービス内容

お気軽にお問い合わせください

防蝕対策に関するご相談は、(株)RSテックにお任せください。専門スタッフが、お客様のニーズに最適なソリューションをご提案いたします。

お問い合わせ

コメント

タイトルとURLをコピーしました