塩害から金物を守る!効果的な対策と飽和ポリエステル粉体塗装

塗装とライニング

はじめに

塩害対策の塗装は、海沿いの地域や塩分を含む環境で建築物や構造物を保護するために重要です。塩害は、塩分が金属やコンクリートに浸透し、腐食や劣化を引き起こします。

この記事では、塩害から金物を守るための効果的な対策として、「飽和ポリエステル粉体塗装」に焦点を当てて解説します。

(株)RSテックは、防蝕ライニング用樹脂の販売、防蝕設計、施工を一貫して行い、防蝕に関わるあらゆる問題解決を目指しています。お客様のニーズに合わせた最適な防蝕ソリューションを提供し、トータルサポートを通じて確かな安心をお届けします。

この記事を通じて、塩害から金物を守るための知識と対策を深めていただければと思います。


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塩害とは?

塩害が発生する原因と、金物に及ぼす影響、そしてその兆候について詳しく見ていきます。

塩害の原因

塩害の原因は多岐にわたりますが、代表例は以下の通りです

金物に及ぼす影響

塩害は構造物に使用される金物類に複数の悪影響を及ぼします。主に以下のような影響があります。

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塩害や海水環境での影響

この過程では、亜鉛層が腐食してもなお、基材の鉄や鋼を保護し続けるため、一定期間、基材の腐食を効果的に防ぐことができますが、当然亜鉛層は減少しつづけ、やがて基材が露出することになります。

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考慮すべき点

溶融亜鉛メッキは塩害の腐食から基材を保護する有効な手段ですが、亜鉛層の激しい消耗を考慮に入れた上で、適切な保守管理と追加の保護措置を施すことが重要です。

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飽和ポリエステル粉体塗装とは?

飽和ポリエステル粉体塗装は、塩害対策に最適なコーティングソリューションです。

この塗装方法は耐衝撃性と耐摩耗性が高く、厚膜の塗膜を一度に形成できるため、長期にわたる保護を提供します。また、揮発性有機化合物(VOC)を含まないため、環境にやさしい選択肢となります。

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飽和ポリエステル粉体塗装の特徴

飽和ポリエステル粉体塗装は、高い耐候性と耐薬品性を備えており、特に塩分に対する抵抗力が強いことが特長です。

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塩害対策における効果

飽和ポリエステル粉体塗装を用いた塩害対策は、その特有の物性により金属構造物を厳しい塩害環境から保護する効果的な手段です。以下にその効果を詳細に解説します。

高耐久性による長期保護

飽和ポリエステル粉体塗装は、耐衝撃性と耐摩耗性が非常に高いため、物理的な損傷から金属表面を保護します。この塗膜は、塩分や水分が金属表面に直接接触するのを防ぎ、腐食プロセスを遅らせる効果があります。この結果、長期にわたる保護を提供し、製品の耐用年数を延ばすことができます。

塗布効率と環境への優しさ

静電塗装流動浸漬法により、高い塗着率と一度に厚膜を形成することが可能です。これは、均一で継ぎ目のない保護層を確実に形成し、塩害に対する防御力を強化します。また、VOCを含まないため、塗装プロセスが環境に優しく、作業者の健康へのリスクも低減します。

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優れた耐候性

飽和ポリエステル粉体塗装は、耐寒性とUV耐性に優れているため、寒冷地や強い日差しの下でも性能を維持します。塩害に加えて、紫外線による劣化や色褪せの心配が少なく、外観と機能性を長期間保持します。

金属との優れた密着性

プライマーを必要とせず、溶融亜鉛メッキやステンレスなどの金属表面に直接、均一で密着性の高い塗膜を形成します。この密着性は、塗装された表面が塩分や水分に長時間さらされても、剥離や亀裂が生じにくいことを意味し、塩害に対する保護効果をさらに高めます。

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薬品耐性による全方位の保護

飽和ポリエステル粉体塗装は、強酸性環境やその他の薬品に対しても高い耐性を持つため、塩害だけでなく、様々な化学的な腐食からも金属を守ります。これにより、特に工業地帯や火山、温泉地帯など、特殊な環境下にある構造物の保護にも適しています。

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まとめ

塩害は、金物の耐久性に大きな影響を及ぼすため、適切な対策が必要です。

これらの特徴により、厳しい塩害環境下での使用にもかかわらず、長期間にわたって金属構造物を効率的に保護することが可能です。

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