排水槽内面の防蝕にはRSJ#100エポキシライニング工法が最適の理由

RSテック

はじめに

排液槽は、工業施設や化学工場などで使用される重要な設備であり、様々な液体を安全に保管および排出するために用いられます。

これらの液体には、腐食性の化学物質や有害な廃液が含まれることも多いため、排液槽の内面を適切に保護することが非常に重要です。

排液槽の内面を保護する最適な方法の一つが、RSJ#100エポキシライニングの使用です。腐食性の液体が排液槽の母材に直接触れるのを防ぐことで、排液槽の寿命を延ばすとともに、漏れや腐食を防ぎ、安全性を高める効果があります。

RSJ#100エポキシライニングは、その優れた耐腐食性と耐久性から、多くの工業施設や化学工場で採用されています。このエポキシライニング工法は、腐食性の高い液体にも対応することができるため、幅広い用途に適しています。

本稿ではRSJ#100エポキシライニング工法が、排水槽内面とその周辺設備の防蝕対策に効果的である理由を、詳しくご紹介します。

排水槽の防蝕対策の重要性

排液槽の内面は、腐食性のある化学物質や液体に常に直接触れることにより、排液槽の材質によっては腐食が進行し、最終的には設備の寿命を縮める原因となります。

化学工場では、様々な化学薬品に直接曝される環境があり、防蝕ライニングによる腐食対策は重要な役割を果たします。詳しい内容は以下のリンクから確認ができます。

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排液槽の腐食のリスク

排液槽の内面が腐食するリスクには、以下のようなものがあります。

  1. 化学物質の影響:
    • 排液槽に排出される液体廃棄物の中には、酸性やアルカリ性の腐食性物質が含まれています。これらの化学物質が排液槽の内面と反応し、腐食を促進させる可能性があります。
  2. 環境条件の影響:
    • 湿度や温度の高い環境も、排液槽の腐食を加速させる要因となります。
  3. 孔食の影響:
    • 局部的な錆の進行により鋼に穴が開く(孔食)と、有害物質の漏洩につながります。

局部的な錆の進行について、詳しい内容は以下のリンクから確認ができます。

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硫化水素の発生

硫化水素は、排水槽や配管の腐食を引き起こす主要な要因の一つです。適切な材料選定、防腐処理、環境管理、および定期的なメンテナンスを行うことで、硫化水素による腐食や劣化を効果的に防ぐことができます。

硫化水素は、以下のような環境で発生することが多いです:

  • 有機物の分解:
    • 排水槽や下水処理施設で有機物が嫌気的(酸素がない)環境で分解されると、硫酸還元菌によって硫化水素が生成されます。
  • 工業プロセス:
    • 石油精製、紙パルプ製造などの工業プロセスでも硫化水素が発生することがあります。

硫化水素による腐食や劣化の影響と防蝕ライニング対策については、以下のリンクから確認ができます。

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腐食防止のメリット

排液槽の内面に防蝕対策を施すことで、以下のようなメリットがあります。

  1. 設備の寿命の延長:
    • 腐食による損傷を防ぐことで、排液槽の寿命を延ばすことができます。
  2. メンテナンスコストの削減:
    • 腐食による損傷が進行すると、設備の修理や交換が必要となります。防蝕対策を施すことで、これらのメンテナンスコストを削減できます。

以上のように、排液槽の腐食は設備の寿命や運用コストに大きな影響を与えます。

排水と廃水は混同しがちですが、廃水とは、排水処理を行ってもなお、有害物質が含まれていて、環境に悪影響を与える可能性がある水を指します。

詳しい内容は以下のリンクからご覧ください。

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排水槽に最適、RSJ#100エポキシライニング

RSJ#100エポキシライニングは、排液槽の内面防蝕に適した樹脂ライニング工法の一つです。

RSJ#100の耐薬品性

RSJ#100エポキシライニングは、優れた耐薬品性を持っています。酸性やアルカリ性の強い化学物質にも耐えることができるため、排液槽に排出される様々な液体廃棄物から排液槽の内面を効果的に保護できます。

RSJ#100エポキシライニング工法の詳しい内容は、以下のリンクから確認してください。

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湿潤・水中での硬化性

RSJ#100エポキシライニングは、湿潤環境や水中でも硬化に問題がない特性を持っているため、メンテナンスの際に非常に優れた利点を提供します。

通常、一般的な耐蝕樹脂で行う場合、対象の面を完全に乾燥させる必要があります。しかし、メンテナンスにおいては完全に乾燥状態を維持することが困難な場合が多々あります。

RSJ#100エポキシライニングは、湿潤環境や水中でも硬化が可能なため、排液槽の内面が完全に乾燥していなくても施工や修理が行えます。

RSJ#100の水中塗布と硬化の状況をYoutube動画で確認ができます。

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湿潤環境や水中での硬化が可能であることから、RSJ#100エポキシライニングは水処理施設や下水処理施設などの湿潤な環境が常態である場所での使用にも適しています。これにより、水と直接接触する部分のメンテナンスや修理が容易になり、施設の運用効率が向上します。

RSJ#100の水中硬化性を活用した施工については、以下のリンクから確認ができます。

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耐久性

RSJ#100エポキシライニングは、長期間にわたる使用でもその性能を保ち続けることができる耐久性を持っています。この耐久性により、排液槽の内面を保護し、設備の寿命を延ばすことができます。

塗膜強度を必要とする用途には、RSJ#100の水中硬化性と耐薬品性をそのままに、FRP工法を選択することが可能です。

詳しい内容は以下のリンクから確認ができます。

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4.排水槽の防食対策としてのRSJ#100エポキシライニングの有効性

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長寿命化

RSJ#100エポキシライニングを施工することで、排液槽の内面が化学物質やその他の腐食環境から守られるため、設備の寿命が延ばせます。

安全性の向上

排液槽の内面が蝕まれることにより、漏れや破裂のリスクが高まります。RSJ#100エポキシライニングを施工することで、このようなリスクを低減し、設備や作業者の安全を確保できます。

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環境への配慮

RSJ#100は環境に優しい無溶剤エポキシ樹脂を採用しています。無溶剤エポキシ樹脂は、溶剤を使用しないためVOC(揮発性有機化合物)の排出が少ないことが特徴です。これにより、大気汚染の防止に寄与し、地球環境の保護を支援します。

溶剤型と無溶剤型の塗料について、詳しい内容は以下のリンクから確認ができます。

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RSJ#100エポキシライニングの施工

RSJ#100は2液性の無溶剤エポキシ樹脂です。主剤と硬化剤を正確な比率で混合することで、確実な硬化と性能を最大限に引き出し、長期間にわたり安定した効果を得ることができます。

RSJ#100エポキシライニングの施工方法については、以下のリンクから確認ができます。

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RSJ#100の応用編、耐食樹脂モルタル用途としての効果的な活用をすると、施工の幅が広がります。詳しい内容な以下のリンクから確認ができます。

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まとめ

この記事では、排液槽内面防蝕の必要性と、RSJ#100エポキシライニング工法が防蝕対策として効果的である理由について解説しました。

RSJ#100エポキシライニングは、優れた耐腐食性と耐久性を持ち、さまざまな化学物質や腐食環境でも安定した性能を発揮します。また、水中硬化性の特長があることで、不測の事態でも作業ができる優れた作業性もあります

是非参考にしてください。

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